ササノマリイさん インタビュー
ササノマリイさん。脚本と絵コンテを元にイメージを膨らませ、独自の世界観を作り上げる、
ササノさんの作曲プロセスについて語っていただきました。
— 久住さんの脚本を受けて、どのように楽曲制作に取り掛かったのでしょうか。
ササノ: 最初にいただいたのは、脚本の原稿とアニメーションの絵コンテでした。拝見して、「親子の絆」を感じる素敵なストーリーだなと感じました。そこで、楽曲はアニメーションにできる限り寄り添うようなものにしたいと、脚本と絵コンテを何度も見ながら、「ここはどんなシーンなんだろう」「盛り上がるのはこのあたりかな」と、物語と楽曲がリンクするようにイメージを膨らませていきました。
歌詞はストーリーを邪魔しないよう、作品に溶け込むように言葉を選び、メロディを考えました。音楽を作り、歌を歌う立場として、父と娘の物語に自分の思いを乗せていきました。
— 『iichiko story』はポスターが物語の起点になっていますが、
どのような印象をお持ちでしょうか?
ササノ: 駅で見たときに、ふと目に留まりますよね。今、広告というとインパクトが強いものやメッセージ性を前面に打ち出したものが多いのですが、〈いいちこ〉のポスターは、風景写真に一言だけ。情報というよりも静かに世界観を語ってくるそのスタンスが、直感的に好きだと感じていました。
— プライベートでは、〈いいちこ〉をどのように楽しんでいますか?
ササノ: ずっと焼酎に苦手意識があったのですが、三和酒類の焼酎〈西の星〉のCMに関わらせていただいたときに、「こんなにサッパリ飲めるんだ!」と一気に好きになりました。しかも、そのときに教えてもらったオレンジのグミと〈いいちこ〉の組み合わせにハマってしまって……。
おつまみと言えばしょっぱいものが一般的だと思うのですが、甘いものと一緒に飲む〈いいちこ〉もおいしいんです。ついつい飲みすぎてしまうので、気をつけながらのんびり〈いいちこ〉を楽しんでいます。
『iichiko story ep.2「野の花は海へ」』のために書き下ろしていただいた音源をさらに再構築し、『きっと変わらない色』として配信。ササノさんの世界観をより表現した作品に仕上がっています。
ササノマリイ(ささの・まりい)
プロデューサー/シンガー。2014年より活動開始。エレクトロニカを基調としてロック、ポップス、クラブサウンドなどを独自に昇華したサウンドと、温かいメロディーの中に辛辣な言葉を載せたリリックで数々の楽曲を発表。
キャスト インタビュー
声優には、三輪すずか役に三森すずこさん、父役には新垣樽助さんを起用。数々の名作で演じてきた2人は、どのように『iichiko story ep.2「野の花は海へ」』と向き合ったのでしょうか。脚本の印象やアフレコで感じたこと、そして、〈いいちこ〉にまつわるエピソードを伺いました。
アニメーション制作陣 インタビュー
〈いいちこ〉の世界をアニメーションで表現しようと試みるプロジェクト『iichiko story』。その根幹をなす映像制作に携わった制作陣にもインタビュー。
監督・菅原優太さんと若手アニメーター・久保山誠士さんに、クリエイションの舞台裏を伺いました。
脚本・久住昌之さん インタビュー
自他共に認める〈いいちこ〉ファンだという久住昌之さん。アニメーション作品としての印象や、脚本の原点となった出来事といった制作の裏側から、30年以上にわたって愛飲してきたという〈いいちこ〉の思い出について語っていただきました。